ここでは、HiyaCFW を導入した DSi で DSソフトの ROM をSDカードに吸出し、 TWiLight Menu++ からバックアップ起動する手順についてみていきます。
必要なもの
- Unlaunch をインストールした DSi または DSi LL
(Unlaunch のインストール方法については こちらをご覧ください) - HiyaCFW と TWiLight Menu++ が入っているSDカード
(HiyaCFW の導入方法については こちらをご覧ください) - wooddumper4hiya
https://web.archive.org/web/20180913130106/https://gbatemp.net/attachments/wooddumper4hiya-7z.124629/ - ndsi-savedumper v1.2 (savedumper.nds)
https://github.com/edo9300/ndsi-savedumper/releases/tag/1.2
02-11-2020追記
wooddumper4hiya ではバックアップすることのできなかった一部のソフト (ポケットモンスター ブラック/ホワイト など) を、GodMode9i というアプリから吸い出せるようになりました。そのため、これから DSi で DSの ROM をバックアップしようという場合は、GodMode9i を使うことをお勧めします。
詳しくは こちら をご覧ください。
SDカードに 2つの Homebrewアプリ を配置
wooddumper4hiya.7z を解凍したら、その中の 00030004 フォルダを、SD:\title フォルダの中に配置します (フォルダを統合しますかと出た場合は はい を選択)。
savedumper.nds ファイルについては、SDカードのどこに配置しても大丈夫だと思いますが、ここでは、SDカードのルートに配置します。
DSソフトの ROM をSDカードにバックアップ (吸出し)
この方法 (wooddumper4hiya) では DSiの機能にも対応した一部のソフト (ポケットモンスター ブラック/ホワイト など) のROMをバックアップすることができないため、 GodMode9i を使った吸出し方法をお勧めします。
SDカードと、バックアップしたいDSのカートリッジをDSiに差したら、Unlaunch のファイルメニューの おそらく下のほうにある wood slot-2 dumper (もしくは wooddumper4hiya) を選択してください。
Set a Target card. と表示されると思いますが、ここで DSのカートリッジを抜き差しするとエラーがでて吸出しできないので、予めDSカートリッジを本体に差しておきましょう。Aボタンで吸出しが始まります。
dump success と出たら完了です。吸い出したROMは 2019-[日付・時刻]-[ゲームID]v[ROMのバージョン].nds というようなファイル名で SDカードのルートに保存されます。
DSソフトの セーブデータ をSDカードにバックアップ
(必要ない場合はスキップしてください)
Unlaunch のファイルメニュー から、Save dumper/injector を選択します (Unlaunch v1.8 以前 を使っている場合は DS下画面で savedumper.nds というファイル名を確認してください)。
以下では、ボタン選択を誤ると、DSのカートリッジに記録されているセーブデータが消去される可能性があります。BボタンはSDカードにバックアップしたセーブデータの書き戻し機能ですので、誤って押してしまわないように十分ご注意ください。
DS上画面に、そのDSカートリッジの Game id と Name が正しく表示されているのを確認したら、Aボタンを 2回 押すとセーブデータがバックアップされます。
バックアップしたセーブデータは、SDカードのルートに作成されたsavesフォルダに保存されます。
補足: GodMode9i を使って DS の ROM と セーブデータを吸い出す
1. GodMode9i の最新リリース (.7z ファイル) をダウンロードしたら、7-zip などのファイル解凍ソフトを使って展開し、中にあるGodMode9i.ndsを SDカードのルートディレクトリに配置します。
(どこに配置しても問題ないとは思いますが、ルートに配置すると Unlaunch ファイルメニューの最初のほうに表示されるので分かりやすいです)
2. SDカードをDSiに戻したら、バックアップしたいDSソフトのカートリッジを差し込み、Unlaunch のファイルメニューからGodMode9iを選択して起動、しばらくすると以下のような画面になると思います。
3. NDS GAMECARD にカーソルを下ろしたら、Aボタン。
4. その後 Aボタンを押すと、ROM と セーブデータの吸出しが始まります。吸出しが終わるまでしばらく待ちましょう...
(ROM の使用されていないデータ部分をトリミングしてファイルサイズをなるべく小さくしたい場合は、AボタンではなくYボタンを押してください)
バックアップしたROM (.nds) とセーブデータ (.sav) は、SD:\gm9i\outの中に保存されます。
TWiLight Menu++ からバックアップ起動
一部のソフトは正しく動かない可能性があります。
私の環境での一例ですが、TWiLightMenu++ v10.3.0 で NEW スーパーマリオブラザーズ のミニゲームモード を試してみたところ、ブラックアウトして先に進めませんでした。
1. 先ほどバックアップしたROMデータを、SD:\roms\nds フォルダ に配置し、セーブデータを使う場合は SD:\roms\nds\saves に配置します。
ROMデータとセーブデータは同じ名称にしてください。
例えば ROMデータを NewMario.nds というファイル名にした場合は、セーブデータを NewMario.sav というファイル名に変更します。
2. 配置が完了したら、SDカードをDSi に戻し、Unlaunch のファイルメニュー から TWiLight Menu++ を選択します。
3. TwiLight Menu のメイン画面にて SDカードのルートから roms → nds と進んでいき、起動したいソフトを選択 (SDカードのルートに戻りたい場合は、何度もBボタンを押すと戻ってこれます)。
nds-bootstrap が起動し、しばらくするとゲームが読み込まれます。
しばらく待ってもゲームが読み込まれない場合は...
起動したいソフトにカーソルを合わせた状態で、Yボタンを押し Run in を DSi mode にすると、動くようになるかも知れません。
ちなみにSave numberを変更すると、セーブデータを使い分けることができます (通常のセーブデータを使いたい場合は 0 に戻してください)。